借金して初めて自分は成長できると思ったのは独立してからのことだ

茨城県在住 K.Rさん(36歳)
人の保証人にだけはなるなというのはよく聞いたことがあると思います。親の教育が行き届いていたおかげで私もそういう人の保証人になったりはしていません。その代わりお金を借りたりするのもあまりいいことではない、というようなインプットがされてきました。

学生の時から初めて就職をした時まで、私はお金を借りる事はありませんでした。今はモビットなどもありますから、あの当時にモビットがあればちょっとは変わっていたのかもしれません。それでも借金イコール悪のような考え方は変わっていなかったと思います。

この借金イコール悪という考え方は正しいとも言えますし、間違っているとも言えます。正直なところ私は借金をする事を良くないと思っていましたが、今独立して仕事をするようになって、借金がないとうまくいかないというのも、実感しているのです。

モビットなどで借入をしないと、私達のような弱小企業はすぐに破綻してしまいます。お金がなくなってしまうのです。実際、支払いと入金を差し引きすれば当然プラスなんですが、それが時期によってずれてしまうのです。だから借金が必然と行われてしまいます。

これは悪い訳じゃなくて、どこの中小企業でもやっていることです。私もゆくゆくは企業にして仕事をしようと思っていますから、そういう意味では予行練習のようなことができています。銀行が貸してくれないときにはモビットから借りたこともありました。

こんなにも簡単に借金ってできるんだなと思います。学生時代に親の言いつけを守っていた私とはぜんぜん違うようになりました。ただ、それでも保証人にだけはなっていません。金銭関係の保証人になるのとモビットなどで借入するのとは雲泥の差があります。

なので今後も借金は続けていきますが、それ以上の保証人になるとかそういったことはしないのではないかなと思います。借金をするのは別に悪ではない、独立してからそう思えるようになりました。こうやって借入がないとやっていけないという人も、たくさんいるのですから。

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